結論:病院で買うべきケースとそうでないケース
アフターピルは産婦人科・婦人科で対面処方可能(費用¥10,000〜¥15,000)。ただし72時間以内・健康な成人ならOTC薬局(¥6,930〜¥7,480)が安く早いため、病院がベストなのは「72時間超」「16歳未満」「医学的に複雑」なケースに限られます。
病院がベストな7つのケース
1. 性交後72時間を超過している
OTC薬局のレボノルゲストレル製剤は72時間以内のみ。72〜120時間以内ならエラ®(ウリプリスタール酢酸エステル)処方が必要で、これは医師の処方箋がないと入手できません。
2. 16歳未満
OTC販売は16歳以上が対象。16歳未満は産婦人科受診が原則です。医師の判断のもと、必要に応じて保護者同伴での処方となります。
3. 子宮外妊娠の既往
過去に子宮外妊娠を経験している方は、緊急避妊薬使用後の子宮外妊娠リスクが上がる可能性があるため、医師の管理下での使用が推奨されます。
4. 重篤な肝障害・腎障害
薬物代謝の問題があり、OTC販売では対応が難しい場合があります。医師による評価が必要です。
5. 抗てんかん薬・抗結核薬・一部の抗HIV薬を服用中
これらの薬は緊急避妊薬の効果を弱めます。医師の判断で増量等の対応が必要なケースがあります。
6. 体重70kg以上・BMI 30以上
レボノルゲストレル製剤の効果が下がる可能性があり、医師の判断でエラ®等への変更を検討する場合があります。
7. 性犯罪被害後
緊急避妊薬だけでなく、性感染症検査・HIV予防内服(PEP)・心理サポートが必要なため、ワンストップ支援センター経由での婦人科受診が推奨されます。
逆に「OTC薬局でいいケース」
以下に当てはまる場合は、コスパ・スピードを考えるとOTC薬局が最適です。
- 16歳以上の健康な成人
- 性交後72時間以内
- 既往歴に問題なし(肝・腎・てんかん・血栓症なし)
- 体重70kg未満
- 抗てんかん薬等を服用していない
- 初めての緊急避妊薬服用
この場合、OTC薬局なら¥6,930〜¥7,480、15〜30分で完了します。薬局でのアフターピル購入方法もご参照ください。
病院受診の流れ
Step 1: 病院を選ぶ
緊急避妊薬対応の産婦人科・婦人科を選びます。緊急性が高いため、当日予約OK・夜間/休日対応の病院を優先してください。
Step 2: 電話予約(または直接来院)
「緊急避妊薬の処方を希望」と伝え、当日対応可能か確認します。多くの病院で当日対応可能です。
Step 3: 受付・問診票
来院後、受付で保険証(保険適用外でも一応提示)を出し、問診票に記入します。プライバシー配慮のため別室待合がある病院も。
Step 4: 医師の診察(5〜15分)
性交時刻、年齢、既往歴、併用薬、妊娠可能性などを医師が確認します。必要に応じて妊娠検査も実施。
Step 5: 処方と服用
レボノルゲストレル製剤(72時間以内)またはエラ®(120時間以内)を処方。多くの場合、診察室または別室で服用します。
Step 6: 会計・帰宅
会計後、注意事項の説明を受けて帰宅。3週間後の月経確認の指導があります。
所要時間と費用
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 所要時間 | 60〜180分(混雑により変動) |
| 費用 | ¥10,000〜¥15,000(初診料込) |
| 支払い | 現金・クレジットカード(病院による) |
病院 vs OTC薬局 vs オンライン診療の比較
| 項目 | OTC薬局 | オンライン診療 | 病院(産婦人科) |
|---|---|---|---|
| 費用 | ¥6,930〜¥7,480 | ¥7,000〜¥13,000 | ¥10,000〜¥15,000 |
| 所要時間 | 15〜30分 | 1時間〜翌日 | 60〜180分 |
| 対面相談 | 薬剤師 | オンライン医師 | 対面医師 |
| 72時間超 | 不可 | サービスによる | ○(エラ®処方可) |
| 16歳未満 | 不可 | 不可 | ○ |
| 性感染症検査 | 不可 | サービスによる | ○ |
| 低用量ピル併用相談 | 限定的 | ○ | ○(詳細相談可) |
よくある質問
- 婦人科は予約必要?
- 多くの婦人科では予約推奨。緊急避妊薬は当日対応可能な病院が多いので、まず電話で確認を。
- 保険証は必要?
- 緊急避妊目的は保険適用外なので必須ではありませんが、念のため持参を。
- 男性パートナーの同伴は?
- 本人の希望次第。多くの病院で同伴可能です。
- 処方箋だけもらって薬局で買える?
- 緊急避妊薬は院内処方が一般的です。院外処方箋発行も可。
- 内診はありますか?
- 原則として内診なしで処方されます。必要時のみ実施。
- オンライン診療と何が違う?
- 対面の安心感・性感染症検査の同時実施・詳しい相談が病院のメリット。
- 深夜でも病院で処方してもらえる?
- 救急対応病院ならば可能ですが、時間外加算で費用が¥15,000〜¥25,000に。
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オンライン診療16社を比較する編集方針
本記事は薬剤師MK(研修認定薬剤師・小児薬物療法認定薬剤師、実務歴8年・調剤薬局4年・ドラッグストア4年)が監修。記載内容は厚生労働省・PMDA・各製薬会社の公式添付文書・関連学会ガイドラインを一次情報として参照しています。価格・店舗情報は2026年5月時点。本記事は医療判断を代替するものではなく、服用判断は医師・薬剤師にご相談ください。