2026年に薬局で買えるようになった緊急避妊薬「ノルレボ®」(7,480円)と「レソエル72®」(6,930円)。一見同じように見える2つの薬の違いを、有効成分・効果・価格・取扱薬局の4つの観点から徹底比較します。

ノルレボとレソエル72、何が違うのか

2026年に薬局で買えるようになった緊急避妊薬には、現在2つの選択肢があります。ノルレボ®(第一三共ヘルスケア・2026年2月2日発売)と、後発医薬品のレソエル72®(富士製薬工業・2026年3月9日発売)です。本記事では両者の違いを医学的・経済的観点から徹底比較します。

結論:有効成分は同一、価格と発売時期が異なる

結論から言うと、有効成分はどちらもレボノルゲストレル1.5mgで完全に同一です。妊娠阻止効果や副作用プロファイルに差はありません。違いは以下の3点に集約されます。

比較項目ノルレボ®レソエル72®
製造販売元第一三共ヘルスケア富士製薬工業
区分先発医薬品ジェネリック医薬品
有効成分レボノルゲストレル 1.5mgレボノルゲストレル 1.5mg
参考価格(税込)7,480円6,930円
発売日2026年2月2日2026年3月9日
妊娠阻止率約81%(72時間以内)約81%(72時間以内)

1. 価格の違い:550円差

メーカー希望小売価格でみると、レソエル72はノルレボより550円安い6,930円に設定されています。緊急時に大きな差ではありませんが、ジェネリックを選ぶことで550円分の節約は可能です。

ただし実際の販売価格は薬局によって異なる場合があります。一部の薬局では取扱いが片方のみのケースもあるため、選択肢が限られることもあります。

2. 効果と安全性は同等

レソエル72はノルレボのジェネリック医薬品として、厚生労働省の承認を得て製造販売されています。ジェネリック医薬品は、先発医薬品と有効成分・量・剤形・投与経路が同一であり、生物学的同等性試験により先発医薬品と同等の効果を持つことが確認されています。

3. 取扱薬局の違い

2026年5月時点では、ノルレボの方が先行発売されたため、取扱薬局数は多くなっています。レソエル72は徐々に取扱拡大中です。確実に入手したい場合は、薬局検索ツールで取扱薬剤の絞り込み機能を使い、両方の薬剤を扱う薬局を確認してから来局するのが確実です。

どちらを選べばよいか

結論:迷ったら、入手しやすい方を

緊急避妊においては「早く服用できること」が最も重要です。72時間に近づくほど効果が落ちるため、550円の差より、いま手に入る薬を優先すべきです。最寄りの取扱薬局でどちらが在庫されているかを確認し、すぐに購入できる方を選びましょう。

📌 薬局到着前に必ず電話確認を

取扱薬局でも在庫切れや、研修修了薬剤師の不在で販売できないケースがあります。来局前に必ず電話で「在庫」「対応可能時間」を確認してください。

参考文献・出典

  1. 第一三共ヘルスケア「日本初のOTC緊急避妊薬「ノルレボ®」を新発売」(2025年12月18日)
  2. 富士製薬工業「緊急避妊薬「レソエル®72」の製造販売承認取得および販売開始のお知らせ」(2026年2月)
  3. 厚生労働省「緊急避妊薬の調剤・販売について」
  4. 独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)「ジェネリック医薬品の概要」

※ 本記事は厚生労働省・日本産科婦人科学会等の公的情報をもとに編集部が整理したものです。情報提供を目的とするものであり、特定の治療を推奨するものではありません。実際の服用にあたっては、必ず薬剤師・医師の指示に従ってください。

※ 価格情報は2026年5月時点のメーカー希望小売価格をもとにしています。