アフターピルの価格、入手方法によってどう変わる?
緊急避妊薬の入手には3つのルートがあり、それぞれ価格帯が異なります。本記事では、薬局・オンライン診療・対面診療の3パターンで実際にかかる費用を、税込価格で比較します。
| 入手ルート | 薬剤費 | 診察料 | その他 | 総額目安 |
|---|---|---|---|---|
| 薬局(OTC) ノルレボ® |
7,480円 | — | — | 7,480円 |
| 薬局(OTC) レソエル72® |
6,930円 | — | — | 6,930円 |
| オンライン診療 標準 |
8,800〜10,978円 | 0〜1,650円 | 送料 0〜1,000円 | 9,000〜13,000円 |
| オンライン診療 当日配送(都内) |
9,500〜10,800円 | 無料が多い | バイク便 1,500〜3,000円 | 11,000〜14,000円 |
| 対面診療 (産婦人科クリニック) |
10,000〜15,000円 | 3,000〜5,000円 | 初診料含む | 15,000〜20,000円 |
最安は薬局(レソエル72®):6,930円
2026年5月時点で、最も安く緊急避妊薬を入手できるのは薬局でレソエル72®を購入するパターンで、税込6,930円です。診察料も送料もかからず、その場で服用するだけで完了します。
ただし以下の前提条件があります:
- 取扱薬局・対応薬剤師の在勤時間内であること
- レソエル72®の在庫があること(発売から間もないため一部薬局のみ)
- 対面販売・面前服用に抵抗がないこと
オンライン診療の価格帯
オンライン診療では、薬剤費に加えて診察料・送料がかかるため、薬局より総額が高くなる傾向があります。一方で以下のメリットがあります:
- 24時間・365日対応のサービスがある
- 取扱薬局がない地域でも入手可能
- 対面販売・面前服用が不要
- 家族や同居人に知られにくい(包装の配慮)
オンライン診療の費用内訳
オンライン診療では、「薬剤費」「診察料」「送料」の3つが基本構成です。
- 薬剤費:¥8,800〜¥10,978 (薬剤の種類による)
- 診察料:¥0(無料サービス) または ¥1,000〜¥1,650
- 送料:¥0(送料無料サービス) または ¥500〜¥1,000
- 当日配送(オプション):¥1,500〜¥3,000
対面診療(産婦人科)はなぜ高い?
産婦人科クリニックでの対面診療は、初診料・再診料・検査料などが加算されるため、総額¥15,000〜¥20,000となるケースが多いです。費用は最も高くなりますが、以下のような場合に推奨されます:
- 持病(高血圧、肝疾患、血栓症等)がある場合
- 72時間を超えてしまった場合(銅付加IUDの選択肢)
- 性暴力被害により医学的・心理的なケアが必要な場合
- 今後の継続的な避妊計画を相談したい場合
性暴力被害者の場合、性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター(#8891)を経由することで、緊急避妊薬を無料または公費負担で入手できる場合があります。被害に遭われた方は、迷わず#8891にご相談ください。
状況別:最適な選択肢
「とにかく安く・早く」→ 薬局(レソエル72®)
都市部在住・日中・対面OKであれば、薬局でレソエル72®を購入するのが最もコスト効率が良い選択肢です。
「夜間・地方・匿名で」→ オンライン診療
深夜や薬局のない地域、対面に抵抗がある場合は、オンライン診療が現実的です。当日配送対応で都市部なら数時間で受け取り可能。
「不安が大きい・持病がある」→ 対面診療
持病がある、初めての服用で不安が大きい、72時間を超えそうな場合は、対面診療を選択してください。費用は高いですが、医師の対面診察で安心して服用できます。
結論:迷ったら、確実な入手を最優先に
緊急避妊においては「速さ」が最も重要です。500円〜1,000円の差で迷うより、いま確実に入手できるルートを選びましょう。72時間に近づくほど効果が低下するため、入手の確実性が最優先です。
参考文献・出典
- 第一三共ヘルスケア「ノルレボ®」公式情報(2026年2月)
- 富士製薬工業「レソエル®72」公式情報(2026年3月)
- 各オンライン診療サービス公式サイト(2026年5月最終確認)
- 性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター(内閣府)
※ 本記事は厚生労働省・日本産科婦人科学会等の公的情報をもとに編集部が整理したものです。情報提供を目的とするものであり、特定の治療を推奨するものではありません。実際の服用にあたっては、必ず薬剤師・医師の指示に従ってください。
※ 価格情報は2026年5月時点のメーカー希望小売価格をもとにしています。